公的抑圧

http://med-legend.com/mt/archives/2006/11/post_976.html#001185(情報元RinRin王国

―何でこんな質問何回もしてるかっていうと、「ロッキン・オン・ジャパン」のインタビューで読ませてもらったんですけど、一時期、「ファンは今、俺が死んでくれたらいいと思ってるんだろうな」っていうことを実感としてわかったみたいなことが書いてあって。
石野卓球(以下卓球)「被害妄想もちょっとありましたけどね。そういえばね。」
―あれはすごい、「オォッ?」と思っちゃったんですけどね。
卓球「でもね、それ、被害妄想も間違いなくあるけど、確実にそれはあったと思いますよ。」
―それ、もうちょっと詳しく聞かせてもらえないですか。
卓球「……具体的に言うと、あらゆる状況がホント重なり合って「ドラゴン」ってアルバムがリリースされたりとか、その時の「電気グルーヴ」の状況とか、媒体を通じての、個人的な置かれている立場とか、そういうあらゆるものが交差して、それの一番美しい終わり方ってゆうかゴールは、その物語のエンディングの付け方は、俺が「死ぬ」ことだったり、「電気グルーヴ」が「解散する」っていうマイナスな方向、ネガティヴな方向に行くことだっていうのを皆が望んでいるんだって、すごい分かったんですよ。」
―ファンレターとかで、ですか。
卓球「…もそうだし、人と接してても。それはね、本当に感じましたよ。自分でも思ったし。…それこそね、カート・コバーンじゃないけど。尾崎豊だったりとか。」
―ロック・スターの殉死、みたいな。
石野卓球(以下卓球)「でもそんなにいいもんじゃないんですけどね。
(中略)
例えばエイフェックス・ツインなんかすごいじゃないですか。「死ねばいいのに」って思ってるじゃないですか。みんな(笑)。」
―「あいつ、いつ発狂するのか」、みたいな。
卓球「今日あいつ死んだら「名盤」ですよね。で、伝説じゃないですか。そういうのって絶対あると思う。」
―カリスマであって欲しいんだけれども、死んで欲しいみたいな、相反する「気」みたいなのが…。
卓球「でもそのへんはね、やっぱり俺、ニュー・オーダーみたいな、あーいう方が全然カッコいいと思うんだけど。「カリスマ性!でも死なない!」っていう。で、どんどん残って醜くなっていく感じ?あっちの方が実はイジワル度数は高いと思うんだけど。
(「クイック・ジャパン」4号より抜粋)