Cabaret Voltaire 「Micro-Phonies」

Micro-Phonies

Micro-Phonies

近所のレコード店にて購入。オリジナル盤は1984年。
「ようつべ」で観てエライかっこ良かったPV「センソリア」*1が収録されていたので買ってみた。
今まで何回もこのブログでPVを紹介してきたのだけれど、実はキャブスのレコードは一枚も持ってなかったんですわ*2(笑)。
んで、このアルバムの話に戻るけど、これはすごい。強烈なインダストリアル・ビートが満載でほぼ同時期に出ていたデペッシュ・モードの「Some Great Reward (Bonus Dvd)」と並んで後のEBMに影響を与えたアルバムなんじゃないだろうか(と思っていたらプロデューサーが後にNitzer Ebbを手がけることになるFlood。キバヤシも納得)。9&10曲目の「センソリア」は勿論、SPKの「メタル・ダンス」をエイドリアン・シャーウッドにリミックスさせたようなインダストリアル・ダブの3曲目、もしタイム・ゾーンがアフリカ・バムバーターとジョン・ライドンのユニットではなくスロッビング・グリッスルジェネシス・P・オリッジだったら…という妄想が止まらない4&5曲目、タイトルが「ジェームス・ブラウン」なのに何回聴いてもア・サーテン・レイシオがインダストリアルをやっているようにしか聴こえないコールド・インダストリアル・ファンクな6曲目、ヒンヤリとしたシンセとへヴィーなボディー・ビートが初期フロントライン・アッセンブリーを思い起こさせる11曲目も素晴らしい。

*1:http://www.youtube.com/watch?v=pBEj7T7WYM8

*2:いや本当は高校生の頃にライブ盤(ライブ盤から入る自分て…一体何?)を買ったんだけど、あまりにもノイズ!ノイズ!ノイズ!な感じで「今の自分がこの音楽を理解するにはまだ若すぎる」と(買った)翌日に売ってしまった(今考えると、なんて馬鹿なことをしたものだろうかと。思わず切腹したくなるね!