Recoil - Bloodline

Bloodline

Bloodline

デペッシュ・モードのアラン・ワイルダーのソロ・プロジェクトの2nd。
90年発表の「Violator」から2年後とあってか、その延長線上的+90年代初期のハウスやテクノを融合した音になっている。つまりゴスでダークなエレクトロにテクノやハウスが混じったような感じ。あとやっぱり80年代ニューウェイブ組とあってか微妙に80年代を引きずった音にもなっている。特にエレクトロ・ビートにダークなシンセ・メロディとヴォコーダーヴォイスが乗っかる3曲目はクラフトワーク+デペッシュ・モードといった感じだし、1曲目はヴォーカルがNitzer Ebbのダクラス・マッカーシーとあってか80年代後半のEBMを漂わすロッキンエレクトロだし、哀愁シンセ・メロディとエレクトロとハウスの中間のようなビート(今風に言うとエレクトロ・ハウスか)が炸裂する4曲目は「Music for the Masses (Bonus Dvd)」の頃のデペッシュ・モード+90年代初期のハウスといった感じだし。
デペッシュ・モード好きにはお勧めのアルバム。