Circle of Dust - Circle of Dust

Circle of Dust

現在Celldwellerとして活動中のアメリカ出身のKlay ScottがCelldwellerの前にやっていた単独プロジェクトの1st。
実はこのアルバム2種類あって1つは1992年にリリースされたオリジナル盤ともう一つはオリジナル盤の全10曲中7曲を新録、残り3曲は新曲に差し替えて再リリースされた1995年改訂盤。んで自分が持っているのは改訂盤の方。自分は1992年のオリジナル盤を聴いていないのでなんで改訂したのか分からないんですが、我慢ならなかったんでしょうKlay Scottは。
ほいで音の方はKMFDMタイプのインダストリアル・メタル。シンフォニックなKMFDMって感じ。この頃はCelldwellerのようにテクノ、トランスを取り込んだサウンドはまだ聴けない。テンポは速めだが重量感のあるエレボディ風打ち込みビートの上をシンフォニックでダークな雰囲気を漂わせるシンセとメタリックなギターが疾走する。ヴォーカルはこの手の音楽にしては珍しく無加工（一部加工している曲もあるが）でエモーショナルな歌声を披露している。EBMを消化したエレクトロニック・サウンドとギターの融合度が高く素晴らしい。