Depeche Mode - Music for the Masses

Music for the Masses

Music for the Masses

6th。
80年代という時代に一区切りつけたアルバム。アルバム全体としては前作よりまとまりがないけど、個々の楽曲は80年代最高レベル。あと前作よりダークさは無く、割と明るい(まあ耽美なところは前作と共通にあるけど)。3rdや4thの頃のインダストリアルっぽさは完全に無くなっちゃったけどDepeche Mode節ともいえる哀愁漂うメロディは今作も満載。ギターっぽいシンセのイントロで始まるロッキンなエレポップからセンチメンタルなメロディが泣かせるエレクトロニック・フォーク、ゴシックなメロディが耽美なバラード、ゴシックなシンセと哀愁漂うヴォーカル、ギターが素晴らしい曲等等、機材の進歩と相まってどれをとっても80年代最高のレベルで、次作のアルバム内容を鑑みるに80年代のDepeche Modeというバンドに一区切りつけたアルバムなんではないだろうか。
耽美エレクトロ・ポップ好きは買え!