Sodom - TV Murder
1985年作。日本の80年代半ばのインディーズ・シーンを代表するバンドらしい。
このバンド、ハードコア・パンク→ポジティブ・パンク→EBM→アシッドハウス/ハウスと移行していったらしいのですが*1、このアルバムはポジティブ・パンク期のアルバムだそうです。ポジパンと言われてもどんなジャンルなのか自分には分からないのですが、前向きなパンクということなんでしょうか。って音を聴く限りではめちゃ暗いですがこのアルバム。というわけでさっぱり分からないので自分の聴いたままに紹介したいと思います。
なんというかJoy DivisionやKilling Jokeといったポスト・パンクとEinstürzende Neubautenや初期Test Dept.といったインダストリアルが混ざったような感じ。パンクな展開とインダストリアルがかった変則的なリズム、無機質で乾いたギター、ベースに喚き散らすヴォーカルが暗黒カオス空間にコネクト。特にギターノイズと金属殴打音、チープな打ち込みビート、時折挟まる喚き声が淡々と12分間に亘って続く1曲目が荒涼としていて素晴らしい。