Xymox - Phoenix

Phoenix

ドイツのゴス/ダークウェイヴバンドの4th。1991年。
前作にあった80年代的エレポップ色は後退しハウスに接近した。というか80年代ニューウェイヴっぽさを残しつつハウスに挑戦したNew Orderの「Technique (Coll)」を思い起こさせるような内容となっている。先に書いたNew Orderの「Technique (Coll)」とDepeche Modeの「Violator」のエレクトロ・ゴスっぽさを足したらこんな風になるかと思う。あとHappy MondaysやStone Rosesのような80年代後半から90年代前半にかけてのマンチェスター・サウンドも感じる。
ハウスに接近しても彼らの十八番であろう空間に拡がっていくようなゴシカルなシンセ、ギターは本作も健在。ハウスとエレクトロの合いの子のような打ち込みビートの上を前述した空間にぱーっと拡がっていくようなゴシカルなシンセ、ギターに80年代後半のNew Orderっぽいベース、そして枯れた声で歌う男性ヴォーカルと優しげで透明感のある女性ヴォーカルが乗っかる。
80年代後半から90年代前半にかけてのDepeche ModeやNew Orderが好きな人は買い。