Velvet Acid Christ - The Art of Breaking Apart

Art of Breaking Apart

Art of Breaking Apart

アメリカのエレクトロ・インダストリアル/ダーク・エレクトロアーティストの7作目。
過去作に比べてアコースティックな曲が増えた。といってもエレクトロニック・サウンドは後退したわけでも無く、アコースティック・サウンドと並列に存在している。
アコースティックギターをフューチャーした曲が多く、エレクトロニック・サウンドとアコースティックギターの融合がまるで2000年前後に現れたフォークトロニカの連中を思い起こさせる。そのフォークトロニカの連中が出してくるようなサウンドとダーク・エレクトロな音が融合しており、なんというかダーク・フォークトロニカ、ゴシック・フォークトロニカと言えばいいようなジャンルの音になっている。またダーク・フォークトロニカ、ゴシック・フォークトロニカな曲だけではなく、従来のダーク・サイケデリックトランスな曲もあり緩急をつけたアルバムにもなっている。
聴かせるダーク・フォークトロニカ、ゴシック・フォークトロニカ曲から思わず踊りたくなるダークなサイケトランスまでと多彩なアルバム。
常に新しい音を探している人、近年のダーク・エレクトロに飽きてきた人にはこのアルバムをお薦めする。