KOTOKO - イプシロンの方舟
- アーティスト: KOTOKO
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2009/10/14
- メディア: CD
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これまでのSSW的なアルバム構成とは違い、I’veのサウンドクリエイターを多数招いたアルバムとなっているらしい。らしいと書いてるのはこのアルバムがKOTOKO初体験だからだ。これまでKOTOKOがヴォーカルをやっている曲はI’veのコンピやアニメのOP・ED曲なので聴いてきたが、アルバムは初体験。ということで過去作との比較などは出来ないのだが、これが凄く良いアルバムなのである。トランス、インダストリアル・ロック、(シンセ)ポップスとジャンル的にはバラバラだが不思議と統一感のあるアルバムとなっている。その統一感とは硬質感というかダークさというかドイツから出てくるようなダーク・エレクトロの連中と同じような質感さを自分は感じるのだ。
硬質なドラムとダークで哀愁漂うエレクトロニック・サウンド、インダストリアルなギター、そしてKOTOKO嬢の筋の通った力強いヴォーカルが絡むインダストリアル・ロックな曲、Sun Projectばりギターが暴れまわるサイケデリック・インダストリアル・トランス(かなりEBMっぽい)、硬質なエレクトロニック・ビートの上をトランシーでアシッドに曲がったダーク・シンセ、KOTOKO嬢のヴォーカルが疾走するトランスな曲、硬質でタイトなドラムに哀愁漂うシンセとロッキンなギター、こぶしを効かせて歌い上げるKOTOKO嬢のヴォーカルが絡む(シンセ)ポップスなどなどどの曲も前述したとおり硬質でダーク・エレクトロの連中のような音使いを感じさせる。