I’ve - master groove circle 2

master groove circle2

master groove circle2

リミックス集第2弾。
前作のコンピで彼らの音楽のバックボーンがサイケデリック・トランスにあると証明された訳ですが、今回もJuno Reactor、DJ Shiva Joerg、G.M.S.、Eat Staticといったサイケデリック・トランス、トランスのアーティスト達がリミックスしていて変わらない姿勢を見せているが、今回はMELLのライブに参加したことで実現したであろう元Soft Balletの森岡賢といったアーティストも参加している。
まずDJ Shiva Joergによる「とある魔術の禁書目録」のOP曲のリミックス。これは良いです。原曲はトランストランスしていましたが、サイケ・トランス畑の人間とあって音を曲げてきました。のっけから曲げて曲げて盛り上がりも曲げて、最後も曲げて終わらす。素晴らしいです。曲がって100点。
2曲目はG.M.S.による「灼眼のシャナⅡ」の2期OP曲のリミックス。これはまあまあかな。原曲は哀愁漂うトランスでしたが、直線的なビートで攻めブレイクで泣きのメロディが入ってくるちょっとイスラエリー風トランス。原曲が良すぎたので苦労した跡が見られるリミックス。
3曲目はSORMA No.1による詩月カオリの曲のリミックス。これはあんまり良くないかなー。まあ原曲を聴いたことがないので比較できないんですが、リミックスは90年代中期のトリップ・ポップ調のだるーな感じ。
4曲目はUKトランスの大御所Eat Staticによる「ひぐらしのなく頃に解」のOP曲のリミックス。これも良いです。原曲はオリエンタルかつエスノ臭漂うシンセ・ポップでしたが、オリエンタルでエスノなとこを活かしつつアシッドなトランスに変化させてて良いです。ちょっと90年代前半を漂わす雰囲気もいいですね。
5曲目はJuno ReactorのフロントマンBen Watkins。これはすごく…エレクトロニック・ボディ・ミュージックです。原曲もビートがハンマーでかなりボディでしたが、それを上回るボディ度。Gravity Killsの時も原曲のいいところを活かしつつボディなリミックスをしていましたがこれもそれと同様良い仕事してますBen Watkins。
6曲目はセルフリミックスコンピ「The Front Line Covers」で唯一外様ながら良い仕事をしていたSINE6によるリミックス。原曲を聴いたことが無いので比較が出来無いのですが良いです。昨今のニューレイヴを思い起こさせるロッキンなリミックス。でも普通のニューレイヴとは違いサイケ・トランスな成分が多め。あとちょっと90年代前半のレイブ・ミュージックの狂騒を感じられるとこも良い。
7曲目は元Soft Balletの森岡賢によるリミックス。これは期待が大きすぎたかもしれない。原曲はロックロックした曲でしたが、しっとりとした四つ打ちシンセ・ポップに変えてます。う〜ん聴く前はソフバの頃のようなDepeche Modeのような耽美インダストリアル&シンセ・ポップを期待していたんですが……。
2枚目は微妙なリミックスばかりなのでパス。
試聴は→http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/music/ive/remix2/