Tackhead - Friendly as a Hand Grenade

Friendly As a Hand Grenade

Friendly As a Hand Grenade

Sugarhill Gangのメンバー、The MaffiaとしてMark Stewartのバックバンド、もしくはFats Cometとして活動してたグループの1st。ミックス/エンジニアは勿論Aで始まるあの人。
このグループ元々はGary ClailのTackhead*1としてデビューというかCDを出したんですが、メジャーデビューする際にGary Clailの政治的な態度は商業的にマイナスだということで、Gary Clailは抜けて、変わりにBernard Fowlerという黒人のヴォーカリストが加入。でもGary Clailが抜けても、過激なインダストリアル・ボディ・ミュージックは健在。正しいジャンルはハード・エレクトロ・ダブとでも言えばいいのでしょうが、自分にはEBMにしか聴こえません。でもGary Clailの時よりも若干アクが抜けて聴きやすくポップになった感じかな。またKMFDMの2ndに近いところもある。
Ministryの2nd、80年代から90年代初頭のPankowのように歪んだボディ・ビートの上をインダストリアル・ノイズ、ダブ処理されたギター、シンセ、Revcoのようなファンキーなベース、ソウルフルなヴォーカルが絡む。
80年代のEBMが好きな人でダブが好きな人は買い。