Renegade Soundwave - Soundclash

Soundclash

Soundclash

イギリスのエレクトロニック・ミュージックグループの1st。
80年代後半から90年代前半のイギリス、アメリカにはアシッド・ハウス、ヒップホップ、EBM、といった音楽が台頭しそこから、それらのジャンルをまたぐようなバンド、グループが出てきた。それらを代表するものとしてMeat Beat ManifestoPop Will Eat Itself、Tackhead、Consolidated、Greater Than One等がそうだ。で話を戻すようで戻さないが本エントリーで紹介しているRenegade Soundwaveも前述したバンド、グループの中に当てはまる。また(これは意図して挙げたのだが)先述したバンド達に当てはまるのはインダストリアル/EBM色が強いところだろう(だからあえてBomb the BassやColdcutなどは除外した)。
サンプリングはヒップホップ的な使い方、上ものはアシッドハウス、ベースはダブ、だがビートとノイズはインダストリアル/EBMなのだ。性急で叩きつけるようなビートで、もろボディの範疇にあると考えてよいだろう。それとこれまで挙げたバンドの中でRenegade Soundwaveが特異な点はダブの扱い方だろう。彼らはMinistryやPankowのようにAdrian Sherwoodの力を借りて混ぜたものとは違った手法でダブをボディ、ヒップホップに混ぜてしまっている。この「混ぜるな危険」な危ない混ぜ方は思いっきり刺激的で癖になる(この路線は2ndで爆発。いつか紹介したい)。
ダブ、ヒップホップ、ボディ、アシッドハウス全てがここに。これらのジャンルが好きな向きは要チェックやで!