Rosen Kreuz - THE CRACK EDGE

日本のインダストリアル/ゴスバンドの2nd。
前作のポジパン時代のSODOMとMinistryの融合度はより高まった。曲は完成度が飛躍的にアップし、しかもインダストリアル成分も多めになった。特に一曲目等は高速デジタル・ビートの上をデジタルリフ、スラッシュギターが疾走しているところにドリル音のサンプリングが飛びだしてきて、Ministryの名曲「Thieves」を思い起こさせる。80年代後半から90年代前半のMinistryのデジタル・スラッシュ的な側面とSODOMなポジパン、ゴスな側面が同居している。それは前述した通り前作より完成度の高い融合度だ。先に書いた「Thieves」を思い起こさせる1曲目以外もMinistryの4thを思い起こさせる冷徹インダストリアル・ボディ、デジタル・スラッシュがあり、全体的にエレクトロニック度が高めなMinistryの4thだ。というか個人的には(Ministryの)4thよりも好きだ。個人的にはこのアルバムでMinistryと肩を並べたと思っている。
以上80年代後半から90年代前半のMinistryのデジタル・スラッシュ的な側面とSODOMなポジパン、ゴスな側面が同居し、Ministryの4thを尾も起こさせ、それを超えるようなアルバムに仕上がった。インダストリアル好きは買って損はないだろうと思われる。活目せよ!