The Birthday Massacre - Pins & Needles

Pins & Needles

Pins & Needles

カナダのゴス・ロック/インダストリアル/シンセロックバンドの4th。
前作の「Red Stars」のようなメタルなギターリフから始まって、ゴシックエレクトロな展開に転調する。そんな曲はなくなり、というかメタルからゴスエレクトロというはっきりとした転調ではなくいつのまにか変わってる&溶け合っている。2ndのゴスエレクトロを思い起こさせたりしたが、3rdのハードロック的(ここではボディとする)展開も捨ててない。まぁ簡単に言ってしまえば2nd+3rdなんだけどねw(最初からそういえ!)順調(?)レベルアップしてきて、かなり充実してるアルバムになったんじゃないだろうか。だが前作のような大胆な転調を期待する向きにはちょっとお薦めできない。
ボディビート上を、メタル調ギター、うねるベース、ゴスでメルヘンちっくかつ透明なシンセが絡みつき、哀愁おびたロリ声ヴォーカルが吼えたりする。
前作の大胆な転調を捨て2nd+3rdを試みたTBM。彼らは車に気をつけているのだろうか。お薦め。