Ministry & Co-Conspirators - Undercover

Undercover

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この名義でのアルバムは2枚目になるが、前作と同様カバーアルバムで最後のカバーアルバムになるそう(この名義ではどうなるんだろうか)。
かように1作目では全編他人の曲のカバーだったが今作は他人のカバー曲に加えて自身の曲もカバー。他人の曲のカバーは情報が無いので(というか自分が情弱wなので見つからない)どのアーティストのカバーなのかは分かりませんが、それでも言えることはどの曲も80年代後半から90年代初期にかけての彼らのマシーン・ビートと冷徹なシンセ、基地外サンプリング、スラッシュ・ギター、エフェクトバリバリのヴォーカルで圧倒するスタイル。よって何も新しいところはありません。でも今皆(というか自分)に求められているMinistry像はこれなのだ。正しい選択だと自分は思う。だがよくよく聴いてみると80年代後半から90年代初期にかけての彼らに比べて、低域が綺麗に出ているというか強調している。特にセルフカバーの曲が顕著に表れていて、acid androidの人がミュージックマガジンのインタビューで「昔のMinistryを聴いてるともっと低音を出したかったんじゃないか」ということを仰られていたのを思い出した。
原点回帰をしながらも低音を強調したアレンジで「ランド・オブ・ザ・デッド」に出てくる装甲車デッド・リコニング号みたいな音に。間違いなく今年のベスト入り。超が付くほどお薦め。

AC/DCのカバーだったのか。