MELL - MIRAGE〈初回限定盤〉

MIRAGE 〈初回限定盤〉

2nd。
前作のダークなトランス・ハードロック（以下ボディ）路線は控えめで、トランス・ボディではあるが明るい曲調が増えた。まるでFront 242やNitzer Ebbのような「考えるより身体を動かそう！」な電撃肉体音楽がずらり（歌詞に関して考慮していない感想なので悪しからず）。前作もエレクトロニックだったが今作はより顕著。分かりやすく、自重しないシンセ。だから1stの路線を期待する向きには合わないと思う。（1stを聴いている人は）こちらが1stであっちが2ndだと思うような感じ。先ほど「考えるより身体を動かそう」と書いたけど、1stより肉感的というか身体性があるアルバムで、トランスを通過したNitzer Ebbというか、KMFDMというか。Nitzer Ebbの「Ebbhead」やKMFDMの「Hau Ruck」をVNV Nationがリミックスしたらこういう風になるのじゃなイカ。あと元Soft Balletの森岡賢さんが作曲を担当した12曲目はもろ90年代初期のSoft Balletで笑いました。いいぞ、もっとやれ！
1stのような緊張感を求める向きには不評だと思うが、よりトランシーで肉感的なった音は自分のようなボディ好きの琴線に触れるアルバム。お薦め。

これも森岡賢のもより、ボディィィィィ〜〜〜〜〜。