BT - These Hopeful Machines

These Hopeful Machines

These Hopeful Machines

アメリカ出身のトランスアーティストの6th。
結構というかかなり有名なアーティストらしいのだけれど、これより過去作は聴いたこと無い。じゃあなんで紹介するのかといわれると、Twitterで@tcr_nerikeshiさんがお薦めしてたから買ったのです。tcr_nerikeshiさんがお薦めするならインダストリアルかメタル方面かなぁと思っていたのですが、いい意味で裏切られた。ギターを結構な頻度で入れたてたりするロックな曲から、ヴォーカル入りのハウスっぽいトランス、アコースティックギターが心地よいアンビエントなどなど、トランスの範疇にはとても収まりきれない曲ばかり。でも共通しているところはフレンチっぽさ。なんていうかフランスのロックバンドPhenixやBenjamin Diamondがトランスやっているような感じといえばいいのでしょうか。ネオアコをフィルターハウス化してトランスに仕上げたというべきか。どう考えてもアメリカから出てくる音ではなくて調べるまでは完全にヨーロッパのアーティストだと思ってましたよ。でもハウス界隈に詳しい人ならちょっと時流を外したアルバムと評するだろう。しかし、そんなクラバーwどもの言葉を吹き飛ばす位の出来。特に一枚目のPhenixやBenjamin Diamondをフィルタートランス化した曲は時代に残る曲。
トランス、ネオアコ、その他諸々、ジャンルに限らず音楽というものが好きな人は聴いといて損はないアルバム。今年のベスト入り。お薦め。