インダストリアル・リスナーのためのテクノガイド

金属音やノイズが好きな君!テクノというと、歌が無い、ギターが入っていない、展開に乏しいなんて思ってるんじゃないかな。そんな偏見を持っている君にテクノを紹介しよう。というわけであんたは商品をクリックするだけ……といってもアニメのDVDを揃えるよりは安い値段だよ。

Phaze II

Phaze II


ボディを聴いてきた君!Front Line Assemblyは好きだよね。これはそのメンバーがやってるんだ。なのでハードコア・テクノながら、ボディに近い部分も多い。歌もちょっとあるしつかみにはちょうどいい。歌も無い曲もあるのでそれに慣れるのもいいネ。またこれは後のトランスにも関係あるので要チェック!
Lust

Lust


まだまだという人にはこれがお薦め。ニュービート(ここではボディと=)上がりの人達がやっているので、勿論ボディ的側面があるので、ハードコア・テクノに慣れるには打ってつけ。
Psykosonik

Psykosonik


そろそろギターが恋しくなってきたんじゃないかな。そんな君に贈るハードコア・テクノ。WAX TRAX!出とあってかインダストリアル・メタル、ボディがあるのでFront 242や初期KMFDM好きは必聴だネ。
JOEY BELTRAM. CLASSICS. (RS96100RM)

JOEY BELTRAM. CLASSICS. (RS96100RM)


ハードコア・テクノには慣れてきたけど、インダストリアル要素がないとダメ……そんな人にお薦めのCD。
以外や以外Front 242好きはハマるんじゃないかな。
WAVEFORM TRANSMISSION VOL.3(輸入盤)

WAVEFORM TRANSMISSION VOL.3(輸入盤)


一応ハードミニマルというジャンルを作ったアルバムなんだけど、上を聴いた人にはインダストリアル・ボディも感じられて聴けるかも。
Transmissions

Transmissions


ゴア、トランスの創始者の一人として知られているけど、よく聴いて欲しい。インダストリアルを聴いてきた人には分かるはずだ。

今回、なんでハードコアテクノを中心として紹介したか。それはハードコアテクノの作り手又はレーベル*1がニュービート上がりというのもあってか、初期ハードコアテクノはインダストリアル的な要素が多分にあるんだ。ヨーロッパにおいてはハードコアをニュービートと言ったりする人もいたりするくらい。ハードコアテクノはニュービートとアシッドハウスが出会って生まれたものである(これが後のゴア、サイケデリックトランスに発展する)。それはいくつかの90年代初期のニュービートのコンピを聴いても明らかなんだ。ほんとにハードコアとニュービートの区別がつかない紙一重の曲が多数。だからインダストリアルリスナーはその辺から聴いていくのも良いかもね。まぁそれらのコンピやアルバムについてはいつか紹介する気だから調べないようにw。それじゃ!

*1:90年代に頭角を現したドイツやベルギーのレーベルの初期はほとんどがニュービートものをリリースしていた。主としてR&Sが有名。