Depeche Mode - Black Celebration

Black Celebration

Black Celebration

5th。
金属音は聴こえてこないが金属質なビートで前作のインダストリアルなイメージはそのままに、ゴスの方向にも手を出した作品。前作にもちろっとゴスが見え隠れしてたけど、本作は隠さない。4thからお化粧はしてないが、黒を基調としたファッションだった。この作品で音と完全にシンクロしたのではないだろうか。全作品中最もゴスであり、その後のエレクトロ・ゴシックに影響を与えているのではないだろうか(それは同時期でも後でもいいがDeine Lakaien、Xymox辺りを聴けばわかる)。
金属質なエレクトロニック・ビートの上をダークだがポップ&ゴシカルな側面をみせるシンセが絡み、耽美なヴォーカルがしっとりと歌い上げる。特に3曲目の展開、メロディの完成度の高さは80年代のDepecheを代表する曲だろう。
ある意味人を選ぶ作品に仕上がっているが、聴けば聴くほどに発見のあるアルバム。お金のある方はDVD付きの奴を買ってください。お薦め。