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Electronic

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New Orderのバーナード・サムナーとThe Smithsジョニー・マーから成るユニットの1st。Pet Shop Boysの二ール・テナントが参加している。
はっきりいって名盤。時流に逆らうわけでもなく、かといって媚びるわけでもなく、ハウスに挑戦しながらも決して80年代を置き去りにしないNew Orderの「Technique (Coll)」を下敷きに発展させている。それ以上に素晴らしいとこは、あれだけマッドチェスターと騒がれている時期に前述した通りのアルバムを出す彼ら。Happy MondaysStone Rosesを横目で見ときながら(つまりハウスの取り入れ)それらのバンドを参考にしない(New Order色が濃いこと)彼ら(特にバーニー)は凄いを通り越して呆れるw当時はどう受け入れられていたのか、気になる(先日某都内で行われたカフェ(?)でのNEWSWAVE Nightではかかってましたが)。
ハウスとエレクトロの間の打ち込みビートの上をNew Order色の強いあま〜いシンセ&ギター、そしてビバリーヒルズ青春白書的ヴォーカルが聴衆を思春期に留まらせる。またこのアルバムを聴くにつれて、New Orderの作曲はバーニーに拠るところも大きかったと分かる。
80年代後期のNew Orderを受け継ぐこのユニットの1stは自分によし。きみにもよし?お薦め。