Klutae - Electro Punks Unite

Electro Punks Unite

KluteからKlutaeに改名してからの2作目。
Leaether Stripのクラウス・ラーゼンのプロジェクトなのですが、レザーはEBM、こっちはメタル寄りなのです。
90年代のアルバムは正にデンマークのMinistryといった内容で素晴らしかった（日本盤もでていてあの小野島大さんが書いている）。Ministryが「詩篇69」以降、インダストリアル・スラッシュをやらなくった代わりに彼が受け継いでいった（その後はPsychopompsが引き継ぐ）。
今作も「Excluded」再びといったスラッシュ・ギターを用いたインダストリアル・スラッシュやってる。が最近のクラウスの傾向であるオールドスクールEBMやダークエレクトロの要素も混じっており、単なる焼き直しというか、今日日の機材で「Excluded」をやったらこうなりましたという感じ。昔を知る人は懐かしくも新鮮な気分に浸れるってわけだ。勿論最近のインダストリアル・リスナーも最近のレザー〜が気に入れば十分に面白く感じられると思う。
曲によっては直球EBMだが、エレクトロニック・ボディ・ビートの上をスラッシュ・ギター、分厚いデンデケシンセ・ベース、エフェクト効かせてがなるヴォーカルの曲もある。
刃牙の復活ッ！ネタをやりたくなる血沸き肉踊る内容。お薦め。