Camouflage - Voices & Images

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ドイツのシンセ・ポップトリオの1st。
5th以降のDepeche Modeと「BGM」のYMOの合体で生まれたのがこいつら。80年代はまだまだDepeche Modeフォロワーはいないと思っていたが、このトリオを聴くと案外広まっていたのだなぁと感じた(90年代以降は雨後の筍のようにフォロワー達が出てくる)。88年にはもう古くなっていたであろうシンセ・ベースを強調した音作りでデペッシュよりも2歩遅れているが、今聴くとそんな事は関係無しに聴ける。6thでデペッシュがロック方面に傾いたが、こいつらは5thのダークシンセ・ポップを継承している。80年代後半のロック方面に傾き出してこんなのシンセ・ポップじゃないと思った向きには好評だっただろう。またこの当時のデペッシュはゴスくて哀愁たっぷりだったが、このトリオもゴスくて耽美かつ哀愁漂うシンセ・メロディを聴かせてくれる。
80年代において貴重なデペッシュフォロワー。オリジナリティは皆無だが「Black Celebration」が好きな人には堪らないゴスくて哀愁漂うシンセ・ポップだ。お薦め。