Tyske Ludder - Diaspora

Diaspora

Diaspora

ドイツのEBMユニットの5th。
前作4thではダークエレクトロとオールドスクールEBMとの融合を試した。今作も延長線でオールドスクールEBMとダークエレクトロの融合を進めた。肉体音楽を暗闇に放りこむことで堕天使の使徒が生まれる。サバトサバト
だが前作と違う部分も多々ある。前作はNitzer Ebb+:wumpscut:のような太いビートとシンセ・ベースを強調した音だったが、今作はFront 242+Suicide Commandoといったところ。ギターの取り入れ、その使い方がFront 242のようにインダストリアルかつサイバー。また前述したように4thはダンス・ビートとベースラインに力を入れたアルバムだったが5thはメロディラインに力を入れビートは太くない。だから聴いた時は余りの軽さに戸惑った。だがそのおかげか、調子が良くない時はちょっと重いかなと感じていた4thより聴きやすくなった。しかしどよ〜んとした暗さがあるので別の意味での重さはあるけどwまぁSkinny Puppyが聴ける人なら軽いと思う。
4thの延長線上な方向を進めたが、よりメロディアスになり聴きやすくなった。4thのダンス路線を求める向きには薦めないが、最近のダークエレクトロが好きな向きには合うかもしれない。