32crash - Y2112y

Y2112y

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Front 242のJean-Luc De Meyer、ImplantのLen Lemeire、Jan D'Hoogheから成るプロジェクトの2nd。
これは今年のベスト。Front 242のようなクラフトワークがロックをやっているようなボディではなく、Nitzer Ebbタイプのボディ。Front 242クラフトワークが黒人にファンキーと解釈されたように横ノリ、それに比べてこのアルバムはDAFを思わせる縦ノリパンク。だがFront 242みたくノイジーでメタリックなギターリフやサイバーかつ酩酊するメロディも健在。
以上のことから思い出したのがJuno Reactorの「Labyrinth(以下あのアルバム)」だ。あのアルバムにあったトランスとハードロックの融合だ。あのアルバムから民俗音楽を抜き取って、サイバーパンクを足すと今回取り上げているアルバムになる。Juno ReactorがLaibachと共同で「God is God」を制作したら、かなり近くなるかもしれない。また酩酊感もJunoに匹敵し、Jean-Luc De Meyerは90年代から00年代をただボーっと眺めていただけではないようだ。
サイケデリックトランスとハードロックは結婚し10年代のエレクトロニック・ボディ・ミュージックが誕生。しかしだれでも考えそうな音楽だが、あまりにも灯台下暗しな音楽であるため多くが見逃してきたであろうタイプ。お薦め。