Jager 90 - Muskeln & Kusse


ドイツのEBMデュオの3rd。
彼等を始めて見たのは2006年ごろでYoutube(以下ようつべ)にアップされたライブ動画*1だった。どうみてもDAFの物まねをしている彼等を見逃がすわけにはいかなかった。こういう動画が観られるのは彼等がある程度は有名で、アルバムも出ているだろうと考えてアマゾンで検索するが件数0。その頃の自分はようつべにあがるようなバンドは有名だと勘違いしていたのだからw待てど暮らせどアルバムリリースの話が出てこない。しかし、2008年、ようやくHMVのネット通販で見つけ出し注文した次第。で待たされたのだから当然凄いものになっているだろうとCDをプレイヤーに入れて再生、「おお、のっけからDAFじみたシンセベースが」と始めは狂喜していたのだが……。
確かに彼等はまだ少なかった00年代DAFフォロワーの一員として見て面白かった。だがこのアルバムを聴いて、オモロイけどあまりにもストレートすぎるのではとも思い始めた。ぶっちゃけどの曲も同じに聴こえしかもひねりの無いDAFの3rdである。まだまだ00年代デビューの人達だし2枚目、3枚目もあるさと次作、次々作と聴いたが、音質の向上あれどアレンジの向上は無し。でも期待して買ってしまう自分がILL。まだまだ伸びしろはあると感じるので(何様のつもり?)買うよ。
色々と苦しいことを書いたが、DAFをストレートに模倣しながらも意図的にエロスを抜いて過激さと男臭さを強調したEBMは酒を飲んで憂さを晴らしたい時、通勤前のカンフル剤としてはサイコーの一枚。DAF好きは聴いとけ。