Cyanotic - Medication Generation

Medication Generation

Medication Generation

アメリカのインダストリアル・メタルバンドの3rd。
コレは去年徒花さん(ブログの女子絵可愛いですね!期待してます)がベストで挙げていたアルバム。で聴いてみたら徒花さんがベストに挙げるのに間違い無しの内容。インダストリアル・メタルも昨今のエレクトロ系を取り入れた模様。最近のエレクトロ(ベースミュージック)にある増幅させたり、ドライヴをかけるベース音を自分達なりの解釈で取り込み、異様なグルーヴを生み出している。これは昨今のFront Line Assemblyにも近い。やたらとベース音や低音が効かせてくるというか、ひたすら大きくなっている。
ビリビリ増幅させてくるベース音の上をザクザクとしたギターが被さって来るのだから、もうサイコーなのだ。端的に言ってしまえば、MinistryとAlter Egoが合体したようなと言えば、インダストリアル好きでレイヴ大好きっ子には解ると思う。あのAlter Egoのベースラインとミニストリー直系のザクザクギターやモーターの駆動音をといったインダストリアルなサンプリングが混ざるのだ。カッコよすぎて頭真っ白になるでしょう?でもこのミクスチャー、どこかで聴いたような……そうだSwamp Terroristsだ!スワンプは90年代においてレイヴとインダストリアル・メタルを積極的に混ぜていったが、Cyanoticもそうだ。だがスワンプの時代にはまだベースミュージックはなく低域の探求はなかった。せいぜいガバぐらいだった。しかしCyanoticはAlter Egoらのエレクトロ系にあるビリビリとしたブーストベースを積極的に取り入れ、21世紀にふさわしいSwamp Terroristsになった。
00年代エレクトロのビリビリブーストベースを取り入れインダストリアル・メタルでドライヴさせる。インアダストリアルリスナーは勿論のこと、ジャスティスやヴィタリックなどのエレクトロ・パンク好きにも聴いてもらいたい。お薦め。