In Slaughter Natives - Resurrection

Resurrection

Resurrection

スウェーデンのダークインダストリアルバンドの5th。
ハンマービート(=ボディビート)の上を壮大かつダークなオーケストラ流麗に流れる。ノンビートのバンドが多いコールド・ミート・インダストリー(以下CMI)の中では異色ではないだろうか。ディスコグズによるとこの人達、シンフォニックインダストリアルというジャンルの草分け的な人達だそうです。なんかライバッハっぽくもある。暗い工場にひっそりライブを行おうとしているライバッハというのでしょうか。引きこもりがちなファシストが奏でるダークインダストリアル。
強迫神経症なオーケストラメロディから力強く鳴り響くボディ・ビート。中二病未だ治らずな自分にはこの音楽ぞくぞくしちゃう。ベルセルクのサウンドトラックにぴったりなのではないかと思う。
CMIの中では異色とはいえ、アルバム単体でみると結構こういうシンフォニックとハンマービートという組み合わせは存在するのだよね。ソフィアの「Spite」とかこの前買ったアルカナの初期の音源を集めた2枚組みのコンピもそうだった。アルカナはオレの好きなメタルパーカッションの上をゴスかつクラシカルなメロディが流れていた。というわけでこのアルバムが好きな人はCMI物を漁ってみるといいかもしれない。まぁ入手こんなんだけどね。でもディスクユニオンとかの中古盤屋では結構安値なので見つけたら即買い。お薦め。