Die Krupps - Entering the Arena

Entering the Arena

Entering the Arena

ドイツのEBM/インダストリアル・メタルバンドの3rd。
つ、遂に見つけた。何年も探し回って近所のユニオンで見つかるという「灯台下暗し」とはこのこと。
で内容だが前作2ndはノイバウテンDAF(2nd)、トミー・シュタンプのような聴きようによっては難解なイメージがあったが、本作は結構メロディアスでポップ。初期のノイバウテンを引用しながら分かりやすく聴けたデペッシュ・モードの「Construction Time Again」に近い。あとそれにMinistryの「With Sympathy」のようなア・サーテン・レイシオがニューロマンティックスをやってるみたいな耽美なコールド・ファンクを感じる。前々から探してたけど流石に試聴なしで買うのは危険かなと思ったので試聴したけど正直聴いたときは、あまりのポップスぶりに肩透かしを喰らった。しかし曲が進むにつれて高まるメタル音&EBM度、最後のRisk (Metallic Outro)のメタルビートの連打にタオルが投げられテクニカルノックアウト。結構レアなので高かったけど買って良かった。これで暫くはCD買えないね(しかし「ひだま~ぶる×ハニカム」を注文)。
2ndのような実験的で硬質なEBMを期待するとがっくりくるが、デペッシュ・モードの3rdや4thが好きな向きには素直に気に入ると思う。あとミニストリーの1stが好きな人にも合うと思うのでニューロマフリークも要チェックや。