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Blue Stahli - Blue Stahli

Blue Stahli

Blue Stahli

アメリカのインダストリアル・メタルアーティストの1st。なんでもこなすマルチプレイヤーのようでトレントさんみたいです。
昨今のインダストリアル・メタルリバイバルのフロントライン的な人。でも後ろにはクレイトン兄貴が居るのだが(ドラクエ3のパッケージを思い浮かべて欲しい)。90年代後半のポストインダストリアルの出現でインダストリアル・メタルは殆ど死滅していたが、00年代後半から盛り返してきた感じ。停滞していたシーンで孤軍奮闘していたクレイトン兄貴もニッコリの状況。
で内容に移るのだが、先にインダストリアル・メタルの話をした。だが、多くの人が思い浮かべるインダストリアル・メタル=ミニストリーとは思いっきり違う。時代の所為もあるかもしれないが、00年代のエレクトロを通過したのが大きいと思う。あと90年代後半のデジタル・ハードコアやデジタル・ロックも大きい。昨今のインメタは90年代のインダストリアル・メタルにあったキリング・ジョークといったポジパンポスト・パンクが無い。バックボーンにプロディジーやデジタルハードコアがあることが聴こえてくる。だからインメタ=ミニストリーという向きにはこのアルバムは気に入らないと思う。自分でもこのアルバムのジャンルは?と訊かれたら、インメタだとは即答できないと思う。しかしCelldwellerの「Wish Upon a Blackstar」が好きな向きには最適なアルバムだ。というかオレなんだけどさwこのアルバムが出たのは2011年なので、Celldwellerの2ndの前哨と見てもいいだろう。ダブステップ、エレクトロがインダストリアルと結びついている。さっきプロディジーの話をしたが、プロディジーのバックにはNitzer Ebbといったエレボディがある。プロディジーの3rdを「ヒップホップ入ったエレボディ」と評している人がいたが、それがそのことを物語っている。それに連なってEBMもまた復活している。90年代に頭角を現したバンドにはかなり80年代後半のEBMをバックに持っている場合が多い。その連なりで演っている本人の気が付かないところでEBMが復活してきている(これはかなり自分の妄想なので本気にしないように)。
以上色々と書いたが、Celldwellerの2ndが好きな人は買いだと思う。