QP-CRAZY - バイオレンスホモ


日本の日本のデジタルパンクまたはハードコアパンクバンドの3rd。
日景忠男をフィーチャーしたアルバム。このお方のことは存じませんが、何ゆえなのか……。
1stの延長線上にあるインダストリアル・メタル。しかし音の暴力性から見ると1stがソフトに感じる位。ボディ・ビートとメタル・パーカッションの上を暴力的なドリルノイズ、鋼鉄のようなシンセとうるさいギターが疾走し、限りなく放送禁止(というかメジャーでは完全にペケな歌詞)な言葉を吐き出すヴォーカル。「殺し屋1」を読みながら、またはタランティーノの「レザボア・ドッグス」の拷問シーンを観ながら聴くとよりお楽しみいただけると思います。
フィータス+ホワイトハウス+ノイバウテンという3身合体でしか生まれない凶悪インダストリアル。歌詞が解らない、海外の人には暴力的だが流して聴くことが出来るインダストリアル・メタルだと思うが、日本人には何か後ろめたくなる。ひっそりと邪魔されず一人で聴きたい。
以上。短い紹介文になってしまったが、これ以上のことを書くことが無いというか自分の感性ではこれぐらいしか書くことが出来ない。ミニストリーの4thやスキニー・パピーの「Rabies」が好きな向きには必聴だと思う。