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Nitzer Ebb - Belief

Belief

Belief

2nd。
まるで産休の担任の代わりの先生如く(変節前の)DAFやDie Kruppsを引き継いだ1stだったが、2ndでは自分たちなりの音を出し始めた模様。特にリズムに当時のアシッドハウスやハウスの影響が見られ、「テクノロジーを駆使したハードロック」路線からの脱却しようとしている。ちなみにこの路線は次のアルバムで完成を見る。だからこのアルバムは過渡期。正に1stと3rdの間のアルバム。こういうのは後追いだから解る事実で、リアルタイムで追うのが見方として正しいものでもないなと自己を正当化しつつエブのアルバム郡を聴くと実感する。
やっぱりハウスの導入はレーベル繋がりでウィリアム・オービットやレネゲイド・サウンドウェイヴにリミックスを頼んだりしたからなのかなぁ。あと(1stの曲が)バレアリックのコンピに収録されたりとか。
あとあとこのアルバムからアルバムとしての体裁を取ろうとしている。前作は冒頭からとか流れとか考えずにリビドー全開のエレクトロニック・ボディ・ミュージックだったから。でも今作は流れがあり、徐々に盛り上がっていく雰囲気を作り上げている。前作のDAFの3rd風の欲望全開が好きな向きにはちょっと刺激が足りないと感じると思う。自分も最初聴いたときなんか地味だなぁ大人しいなと思ったから。このアルバムが持つ徐々に……というのは通して聴いて初めて気がつく。そんなだから最近のアルバム単位ではなく曲を次から次へと変えていく、所謂i-podでのシャッフルしていく視聴姿勢ではちょっと伝わるのが難しいと思う。
前作より地味で「テクノロジーを駆使したハードロック」を期待する向きには厳しいが、一回でもアルバム全体を通して聴くとそれは変わると思う。ソース(笑い)はオレ。お薦め。