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Urban Dance - CERAMIC DANCER/2 1/2

CERAMIC DANCER/2 1/2

CERAMIC DANCER/2 1/2

2ndと12inchのカップリングCD。
ぼ、ボディィィィィィ〜〜〜〜〜ッッッッ!!!というその一言すましたいが、それだけでは済まない部分も大いにあるし、何様のつもりかは知らないが何か紹介するに当たって失礼だと思ったのでつらつらと書いていきたい、と思った。
このバンドは高橋幸宏プロデュースであるため、一聴きでは多くの向きが当時の高橋のソロアルバムや後期YMOに似た感触を覚えると思う。しかし2014年現在において自分の耳に大きくひっかかるのはエレボディ的な展開だろう。まるで、トミー・シュタンプやディー・クルップスを感じさせる肉感ビートやメタル・パーカッションが聴こえてくる。ジェームス・ブラウン好きを公言していたキャバレー・ヴォルテールにも似たインダストリアル・エレクトロ・ファンにも聴こえる。そう考えるとパンク味を全面に出していたディー・クルップスよりは、パンク・バンド出身ながらコニー・プランクのプロデュースにより、インダストリアルによりファンク味を足したトミー・シュタンプに近い。それは同時にキャバレー・ヴォルテールに近いともいえるのだが。
当時、高橋幸宏やメンバーがどれだけドイツのニュー・ウェイヴやインダストリアルに影響されたり聴いていたのかは知らないが、オルタナティヴを取り入れながらも決して日本歌謡を忘れない音になっているのは凄いことだと思う。メタル・パーカッションが鳴りながらも歌謡曲としても聴けるこの幅広さ!これはデペッシュ・モードの3rdから5thにかけてのインダストリアルを取り入れながらも決して歌心を忘れなくまたポップスとしても十分に聴ける千客万来さ!を思い起こさずにはいられない。
とはいえ当時(80年代中盤)はノイバウテンがアイドル的人気を博していて(確かにブリクサ・バーゲルトはイケ面だが……)こういうメタル・ビートを取り入れることはなんらオルタナ性を持っているものではないかも知れない。まぁゆとり世代なんで、後追いだし(このアルバムも2000年代に勃発した80年代リバイバルの盛り上がりからデジタル・リマスターされた盤だ)所詮妄想で追っていくしかないよ。
後期YMOや80年代高橋幸宏ソロとトミー・シュタンプ及びキャバレー・ヴォルテールが交差するとき……このアルバムが生まれる。現在はプレミア価格になっているがそれに見合う出来。お薦め。