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Daed Fader - CORRUPT MY EXAMINER

CORRUPT MY EXAMINER

CORRUPT MY EXAMINER

ドイツのダブステップ系アーティストの1st。
去年の夏ごろに来日したンだよ。めちゃくちゃ行きたかったのだけれどね!
で主宰がマーダーチャンネルで呼ばれたということでモロそっち系のダブステップっす。決してEDMフェスには呼ばれることはない耳障りな音楽。クロークスがスキニー・パピーとダブステの融合なんて言われてるけど、この人はホワイト・ハウスのようなパワーエレクトロニクスの耳障りなノイズとダブステップの融合と呼べばいいのかもしれない。兎にも角にも、うるさくベースに過剰なほど歪みをかけていて、このディストーションベースが聴こえてこなければまたは時代が時代ならダブステップとは言われないのでは?というアルバムに仕上がっている。ある様式さえ守っていれば、後は好き放題というのは自分が10代の頃に好んで聴いたブレイクコアに通じるものがある。KID 606とかボグダン・ラッツエンスキーとかあとプラネットμの連中とかさ。当時ele-kingとかのメディアで彼らのインタビューを載せていたけど、物凄いオタクでしたねw特にKID606とかジャケットに(無断で)パトレイバーを使ったりしてね。一番笑ったのが攻殻機動隊の漫画をやっていた士郎正宗のエロ女子イラスト(を無断使用した)内ジャケット。
でそのKID606のインタビューで印象的だったのがインダストリアルの位置と同じ場所にIDMがあるんだという発言。彼によるとIDMとはインディペンデント・デジタル・ミュージックの略ではなく「インダストリアルは1996年に死んだ」という意味の略であり、ポスト・インダストリアルとしてIDMが存在しているということなのだ。彼のそのインタビューを読んでいくとミニストリーのようなインダストリアルはノイズを扱っていたわけだけど、メルツバウが僕の人生を変えたんだ。ノイズとテクノを融合させるというアイディアが自分のやりたいことだって分かったんだ」、「最初にサンプリングしたブレイクビーツはゼニ・ゲバの曲だったんですか?」という問いにも「(前略)アイアン・メイデンのドラムの音がウスくて使えないなぁと思ってね。(ゼニ・ゲバは)今はあまり聴けないけどね」などなど、思わぬ場所からのインダストリアルへの繋がりが生まれていたのだった。
KID606、プラネットμなどのはちゃめちゃテクノを好む向きにはサイコーの音楽に仕上がっている。お薦め。