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Grotus - Brown

Brown

Brown

米国のインダストリアル・ロックバンドの1st。
このバンドというかアルバムを知ったのは、Front Line Assembly(以下:FLA)でギタリストとして90年代のアルバムやライブに参加していたデヴィン・タウンゼンドが「お気に入りのアルバム13枚」*1として挙げていた中の一枚にあったもの。
デヴィン・タウンゼンドは90年代初期には同郷のFLAなんかに参加していたけど、現在はStrapping Young Ladやソロ名義などでデス、スラッシュ、ブラック・メタルなんかのエクストリームなメタルを作っている(こっちの方が知名度が高いだろう)。でも彼はFLAに参加したりしている事実があるように、結構エレボディやインダストリアル側なのだ。それは彼が挙げる「お気に入りのアルバム13枚」を見れば解るだろう。ジューダス・プリーストに混じってCop Shoot Cop、The Young Gods、Old Lady Driversらのその筋(ヤクザですかw)の向きにはやっぱりまだ彼は「こっち側なのか……」と思うこと必至だろう。
話を移すがこのバンドも正しく(なんか変な書き方だが)インダストリアルでエレボディです。最初はそうだとは知らなかったが、ツイッターで呟いたら突然現れた紳士の方が教えてくれた。で、動画サイトで試聴したら、凄いよコレ。即注文したよ。海外からだから2週間かかったけど、待つだけの価値はある。
端的に表現するなら「オーガニックなフィータス」。ジャケットの魚から解る様に、渓流や滝、なにやら広大な自然の情景が浮かぶ不思議なインダストリアル。エレボディ、インダストリアルという言葉と相反する「オーガニック」が融合してしまう恐るべき音楽。フィータスのライブのVJが全てNHKで放映されている「ワイルドライフ」だったら……。そんな面白すぎる情景が浮かんでしまうアルバムだ。
ナイアガラの滝に鳴り響くメタル・パーカッション。まるで田中ロミオの「人類は衰退しました」みたいだ。打ち捨てられた機械に蔦が絡みついて自然と溶け合っていく……。エレボディと自然は相反するものではなかった。お薦め。