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Cabaret Voltaire - The Covenant, The Sword and the Arm of the Lord

イギリスのインダストリアルデュオ(現在はギタリストのRichard H. Kirkのソロになっている模様)の7th。
祝!リマスターということで紹介したいです。だいぶ時期を逃しているけどwまあいいや。これ買ったのも去年だしwてかこのアルバム以前紹介文書いてる(リンクは貼りませんよ!)。
今までにキャヴァレー・ヴォルテールことキャブスの再発は何回かされているのだけれど、それが全て70年代後半から80年代初頭のまだChris Watsonがいる頃の所謂ノイズ・インダストリアル時代に限っていた(コンピは出てたけど)。そんな所にMUTEからの再発された訳なのだが、今までのメディア上で主に「キャブス黒歴史(笑い)」として黙殺してたのに、何故?と思う向きもいると思う(つうかオレだよオレ)。しかし解説文を読むとクラブ文化(笑い)に00年代からのエレクトロ・ブームに折りしもインダストリアル・リバイバルが起こっているそうで、魚心あればなんとやらでMUTEのSEOことダニエル・ミラーがそのタイミングを逃さんと再発したモヨリ。
ダニエル・ミラーは「自分の出したい音楽しか出さない」みたいな趣味人の印象があるけど、以外(というかレーベルきりもりしてるから当たり前だが)に商人の顔がある。でも改めてこのアルバムを聴いて、そんな思惑が霞むほどその圧倒的なインダストリアル・ファンクに驚いている。流石MUTE!
元々このアルバムはヴァージン傘下(共同出資かな)のサム・ビザールからの最終作。DAFの漢3部作みたくサムビザールからの3作目。しかしDAF漢3作目がどこか落ち着きつつ上品にフェード・アウトしその後路線変更をしていったが(しかし00年代に復活する)、このアルバムのブッチギレ具合はどうなんだ。まるでこの路線がこれで終了する、なんてことを考えさせない内容(事実続いた)。エイドリアン・シャーウッドとの次作「CODE」よりも過激。もしかしたら1984年のデペッシュ・モードエイドリアン・シャーウッドのリミックスを聴いて触発されたのだろうか。キャブスは直接的にバロウズのカットアップ手法を歌い音楽におとしこンだパイオニアだったが、エイドリアンのリミックスを明らかに真似た音はそのカットアップ手法を更新させたようだ。
と、ここまで書いて気が付いたが、このアルバムはイタリアのパンコウの下書きというか元になるような音、つまりこれこそがエレクトロニック・ボディ・ミュージックの原点でありスタート地点だったのではないかと思った。お薦め。