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KMFDM - WWIII

Wwiii

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ドイツのインダストリアル系バンドの11th。
前作のジャングルやブレイクビーツを取り入れ、それまでのインダストリアル・メタル、ダンス・メタルから遠く離れて往ったKMFDM。1999年の活動停止作もかなりトランス風味でメタルから離れていっていたが……。
しかし今作は冒頭からスラッシュ・ギターがバリバリと雷の如く疾走する鬼ハードコア・メタル。サシャ・コニエツコが座右の銘如く連呼する「ウルトラ・へヴィ・ビート」の上を前述のスラッシュ・ギターとアシッドなデジタル・リフが疾走するのだから、何か吹っ切れた物を感じる。俺らはコレしかない!という自信漲る音が聴き手にも感じられる。以降はこの路線から大きく変わる事無くインダストリアル・メタル界の「ベンチャーズ」又は2年に一枚ちゃんと新譜を出す「クラフトワーク」と呼ばれる存在に成っていった(注:オレにしか通じない名称)。
またこのアルバムタイトルから解るように出た当時の2003年にはアメリカのレーベルからのリリースは無かった模様。だってWAX TRAX!の引継ぎメトロポリスから出なかったのだもの(前作はキチンとメトロポリスから出ていた)。この頃アメリカはああいう情勢だったから、刺激するような題は忌避されたのでしょうかね?でも、こういう問題は昔からあるようで湾岸戦争の時はマッシヴ・アタックがマッシヴに改名、ボム・ザ・ベースに至っては活動禁止という事態になったこともあり、KMDFMもそれに倣った模様w日本も情勢によりこういうことってあるのかな?the 原爆オナニーズが改名してthe オナニーズにとかさwあはは、おモロイな。あと題&曲名以外にもメトロポリスがびびったのも解る、当時米国大統領のヴォイスサンプリング有り。
しかしこのアルバムの爽快さは素晴らしい。そんな諸々の重き理由を背負いつつ、相反する開放感ある疾走。ミニストリーもそうだったが、誰もがインダストリアル・メタルなんて忘れていた時にこの一枚は衝撃だろう。しかもこのクオリティの高さ。
誰にも付いて行けない、爽快疾走開放エレボディ&メタル・ダンスがココに。ちなみに2013年にメトロポリスから出たよう。政権も変わったし出しても問題ないだろう。ということなのかな?でも相変わらず残作業がある状況だが……(その残作業の内容の方がより泥沼かつ地獄化しているような気がするのはどういうことなのだろう?)。