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Leather Strip ‎– Underneath The Laughter


デンマークEBM/インダストリアルアーティストの3rd。
コレは凄いヤバき代物。1990年代のEBMの名盤だと思ってます個人的に。メタルと結びついたり、オルタナとして移行してったアメリカのEBMとは別次元のEBMがここに……。
先ずにわかだが、これを出していたZoth Ommogというレーベルから(にわかなりに)紹介したいと思う。ドイツはハンブルグを拠点とするEBM系のレーベル。しかし初期はベルギーのニューゾーン、同郷のSUCK ME PLASMAらと共同前線じみたものをはり、音も同じくニュービート(後にトランスに発展する)がカタログを占めていた。興味ある向き(いるのか?オレ以外に)は主にベルギー、ドイツ、イタリアからの「テクノ」、「ニュービート」という単語が含まれている1980年代後半から1990年代初頭のコンピレーションを買ってみたりするといいのかもしれない。そういうコンピにZoth Ommog、ニューゾーン、先に挙げたSUCK ME PLASMAものが収録されていたりする。ブックオフなんかに結構あったりするので探してみて。オレもブックオフでこういうニュービートもののコンピを入手したりしてる。というかブックオフ以外で見かけたことが無いwあはは。あとフリースペースにて一週間単位で店仕舞い……というか移るサーカス的なレコード市なんかにも結構転がってたり。これはかなり狙い目かつ安く入手できる。80円くらいで入手できたりする。
話をZoth Ommogに戻すと、ニュービートよりの同レーベルが1990年代に入ると初期のニュービートっぽさを保ちつつも耳障りな(インダストリアル)メタルやスキニー・パピーを思わすダークなEBMを出し始めて、同郷のSUCK ME PLASMAとは袂をわかつレーベルに転向していく。当時のニュービートからのトランスはダークな音が大半だったが、このZoth Ommogが放つ音楽のダークさは半端じゃない。その最右翼が本エントリで紹介するLeather Stripの中の人、クラウス・ラーゼンだと思う。このクラウスという人は他にもクルートというプロジェクトやプロデュースしたサイコポンプスがあり、その両方ともメタル寄りなンだがレザーストリップと同様にダークインダストリアル。その暗さもレザー〜同様、重っ苦しいほどに暗い。1970年代後半からのノイズ・インダストリアル、キャブス、スロビッング・グリセルが持っていた暗黒面を引き継いだのがスキニー・パピーだとすると、更にそれらを推し進めたのがZoth Ommog及びクラウス・ラーゼンのプロジェクト群だろう。しかもトランスが結びついている。しかしイギリスのトランスやジャーマン・トランスとも同期しない異形のトランス。EBM→ニュービート→トランス→ゴア及びサイケデリック・トランスという発展が世間的な見方としてあるが、このクラウスの音世界は旧来のEBMを保ちつつトランスと結びつくというものだ。でスキニー・パピーなダーク・インダストリアルだ。おっかねぇ!
げに恐ろしきダークEBMがココに……。ちょうお薦め。