Godflesh - Hymns

Hymns

Hymns

イギリスのインダストリアル系ドゥームバンドの6th。
Justin BroadrickとG.C.Greenの構成からドラム担当のTed Parsonsが加入。ということでいつものマシーン・ビートではなく生ドラムのビート。でも以前のような打ち込みビートを挿し込んで来たりする曲もある。
なので聴く前は大幅に更新した内容になっているのかな?と思ったが、実際はあんまり変わってない。ジャングルを取り入れたり、後のダブステップにしか聴こえなかった前作の内容の方が大幅に更新していた位。全体的に1st「Streetcleaner」、その前のミニアルバム「Godflesh」に戻ったかのようなグルーヴィ〜なメタル。耳には完全に生ドラムに聴こえるがジャーマン・プログレのノイ!を思い起こさせるような情緒が抜け落ちた(つまり機械的)ミニマルビートはより初期のゴッドフレッシュが持っていた音楽性を再現している。それは、前述した通り憂鬱な気だるさだろう。そして何か倒錯した感情も同時に湧きださせる。
短い紹介文になってしまったが以上で終わらせたい。曇りがちな休日、深夜に邪な慰めには最適な音楽がココには満載だ。お薦め。