Artefakto – Des-Construccion

Des Construction

Des Construction

メキシコのインダストリアル/EBMグループの2nd。
このグループ、メキシコでは電子音楽のパイオニアらしい。メキシコのこの手のバンドといえばアグロテックの雄Hocicoが有名だが、その他のジャンルだとデス・メタルやハードコア・パンクだろう。かなり南下したブラジルではデス・メタルやハードコア・パンクが盛んなようでここ日出国にも一部輸入されていたりする。
と前書きして書いたのは、ハードコアが盛んな南米の気質を表したハードコアなエレクトロニック音楽だからだ。そしてそれは「エレクトロニック・ボディ・ミュージック」だ。あと米国が近いからWax Trax!辺りの音にも影響されているのだろう。
でも最初聴いた時はレーベルがZoth Ommongだったから、ベルギー周辺かつニュービートの残党だと思ってたのだよね。このレーベル1980年代後半はニュービートを多く出していてドイツ、ベルギー周辺に存在していたその他大勢だったのだが、1990年代に入るとR&Sのようにテクノレーベルにはならず、インダストリアル・メタルやダーク・エレクトロを出したりしてベルギーのPIASを引き継いで1990年代のインダストリアルを表わしていた。
調べてメヒコだって知った時は「ああ、確かに」ってなったけど、ベルジャンのニュービートの方がイメージとして強くてヴァミト・二グロ、Signal Aout 42辺りの音像に近いしSignal Aout 42がスキニー・パピー演ったらこうなるだろうなって趣。
メヒコのニュービートがここに……。お薦め。