The Cassandra Complex - Cyberpunx
- アーティスト: The Cassandra Complex
- 出版社/メーカー: Play It Again Sam Records
- 発売日: 1990/01/01
- メディア: MP3 ダウンロード
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記念碑的コンピ「This is Electronic Body Music」に収録されてしまったため、眷属バンドとして見られていた。でも聴けば解るように所謂ゴシックであり所謂ポジティヴ・パンク。
しかし、このアルバムはどういう経緯なのか解らないが珍しくEBMに傾倒している。サイバーパンクスという題がそれを証明しているだろう。
でもやっぱり「ぽじぱんっ!」。ベルギーのニュービート、2nd辺りのミニストリー、そしてフロント242を参照しているのが聴けるが、暗黒ニューウェイヴのゴスがしっかりと入ってくる。そしてそれはニュービートの開祖と呼ばれているア・スプリット・セカンドの音に近い。あのバンドもポジティヴ・パンク色が強くジョイ・ディヴィジョン、ゲイリー・ニューマンにフロント242を足したような音だった。
同系統のネオン・ジャッジメントがカントリーやブルースへと傾倒していったのとは正反対によりエレクトロニクス・ボディに傾いた音だが、やはり彼ら独自の音になっている。またア・スプリット・セカンドが好きな向きにはお薦めしたい一枚。