Dive - Behind The Sun
- アーティスト: Dive
- 出版社/メーカー: Alfa
- メディア: CD
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この人、1980年代からアブソリュート・ボディ・コントロールやクリニックといったエレクトロ・ポップスやEBM系のグループを演って来ているちょうがつくベテランなのだが、どのグループもB級という趣で影に隠れがちな様子。レーベル運営やらでシーンに与えている影響力は凄まじいものがあるのだけど。
で、このPは1990年から始まっているが、クリニック的なエレボディの味を続けながら、よりノイズ・インダストリアルに回帰した音作りを魅せる。アンプスカット、スーサイド・コマンドーなどのダークエレクトロ勢にも通じる暗黒トランス具合もあるが、よりノイジーになっていく展開はスキニー・パピーを思わせる。
ここまで聴いてみて気が付いたが、「Ant-Zen」にいるSynapscapeに近い。Dirk Ivensは別PでソナーなるSynapscapeに似た激烈ビート・インダストリアルを演っているが、そこまでノイジーでもない。Synapscapeはさっき書いたとおりソナー型ではあるがメロディアスな曲もあり、それが本エントリで紹介するアルバムに近い。Synapscapeとクリックの中間といえばいいのだろうか。
リズミック・ノイズとエレボディの間を埋めるピースがここに……。ちょうお薦め。