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Swans - Cop/Young God - Greed/Holy Money

Cop/Young God/Greed/Holy Money

Cop/Young God/Greed/Holy Money

アメリカのオルタナティヴバンドの2ndから4thとEPを収録した二枚組。
以前、紹介したと思うが、それはGreed/Holy Moneyの二枚目の方。本エントリでは一枚目のCop/Young Godを紹介したい。
パンクの波が落ち着いて、ポスト・パンクに移った時、パンクの精神はそのままにしてその音楽性は所謂「ロック」から離れた多様なものになっていった。このバンドがその最たるもので、ジョイ・ディヴィジョンを思い起こさせるハンマー・ビートにノイバウテンやテスト・デプトみたくメタル・パーカッションを被せてくる。そう表わすと、同時期のディー・クルップスを思い浮かべるだろうが、エレクトロニックなシーケンスは希薄でやはりジョイ・ディヴィジョンのパンクが優勢で趣は異なる。また大きく異なるのがスローな部分だろうか。テンポをグッと落として重さを表現することを追求している。
そう!この重さこそスワンズの特徴だろう。まるで鉄骨が高層ビルから落下して地面に着いた際に轟くメタル・パーカッション、性急の欠片すら感じないゆっくりとそして力を込めて振り下ろされるハンマー・ビート……。その全てが重さを表現することに成功している。マイケル・ギラの呪術的な叫びもまたそれを後押しする。
後に出てくるジャンク勢の原点が此処に……。インダストリアル・メタルな向きはゴッドフレッシュの原点を見るだろう。ちょうお薦め。買え!以上。