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The Curse Of The Golden Vampire - Mass Destruction

Mass Destruction

Mass Destruction

ゴッドフレッシュのジャスティン・K・ブロードリック、ザ・バグのケヴィン・マーティンからなるユニットの2nd。
前作はアレック・エンパイアも参加してレーベルもアレック主宰のデジタル・ハードコア・レコーディングスからのリリース。音もBPMは抑え気味ながらもデジタルでハードコアだった1st。しかし、本作はエレクトロニカ系のキッド606からダヴステップ、ヒップホップユニットDeath GripsのZach Hill、Mike Patton、そのMike Pattonがいるオルタナ系ロックバンドのFaith No More、ハードコア・パンクバンドのUnsaneまでいるというカオスなレーベルからのリリース。しかもテクノアニマルで暗黒ダヴステップを魅せてくれたジャステインとケヴィンにタッグにはそれを期待せざる得ない。
が、冒頭からズタズタな高速ブレイクビーツに歪みまくりのインダストリアル・ノイズにスラッシュ・ギター、デス・ヴォイスが乗っかるというウルトラ暴力の趣を感じるデジタル・ハードコア。この作品こそアレック主宰の「デジタル・ハードコア・レコーディングス」から出せば良かったのでは?と思うくらいに飛ばしまくっている。スラッシュ・メタルのスレイヤーとパワエレのホワイトハウスにデジタルハードコアのアタリ・ティーンエイジ・ライオットを足しっぱなしにしたような音が全編に亘って続くという圧巻しか覚えないアルバム。マイケル・パラディナス主宰のプラネットμから出ていても可笑しくない暴力ブレイクコアだが、そこはインダストリアル出身。ミニストリーのインダストリアル・スラッシュも臭う音はやはりカオスなレーベル「Ipecac Recordings」から出るべきだろう。
デジタル・ハードコアをかのムックが「ミニストリーの「型」をとっぱずして、ネイキッド・シティの「知性」を捨て去ったところのもの」と評したが、このアルバムはそれに当てはまるだろう。