今年良かったCD

今年発売された中で良かったCD。

Rise New Flesh/Flesh And Will Resurrected…(Japanese Limited Edition)

Rise New Flesh/Flesh And Will Resurrected…(Japanese Limited Edition)

ギリシャのダーク・エレクトロバンドの1st。2005年のアルバムらしいのだけど日本盤で2009年に出たので。日本独自企画のリミックス盤が付いた2枚組み。
とにかくダーク・シンセと攻撃的なエレボディ・ビートで押し捲るアルバム。無駄無駄無駄ァ!
Today We Are All Demons

Today We Are All Demons

ノルウェーのインダストリアル/EBMバンドの4th。
前作の延長線上的なアシッドEBMアルバム。そのストイックなまでにアシッドさを追求する姿勢に濡れた。でもちょっと前作よりも一本調子でダークになったかも。
Noob

Noob

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20090628/p1
War Of Ideas(Japanese Limited Edition)

War Of Ideas(Japanese Limited Edition)

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20090508/p1
Chronicles of a Dying Era

Chronicles of a Dying Era

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20090607/p1
インヴェイダーズ・マスト・ダイ(DVD付)

インヴェイダーズ・マスト・ダイ(DVD付)

5th。
3rd、1st、2ndの三つ全て足して2をかけたようなアルバム。
激しいブーステッド・ベースと90年代初期を思い起こさせるようなレイヴィーなシンセリフ、それに3rdなロッキンブレイクビーツ。もう他になにもいらないッッ、いらないッッ。

Marilyn Mansonのベースシスト、Tim SkoldとKMFDMがタッグを組んだアルバム。
本家KMFDMのアルバムと違ってほぼギターレスのEBMでびっくし&狂喜。しかもダーク・エレクトロを視野にいれたようなボディだし。
ダークでオールドスクールEBMを求める向きは買い。
Look Back to Go Forward

Look Back to Go Forward

ドイツのEBMアクトの7thアルバム。
ゴリゴリのオールドスクールEBM。4曲目が特に自分に良し。筋トレ最中に聴くべし。アドレナリンッ!ドーパッミン!エンドルフィン!
Sex-O Olympic-O (Dig)

Sex-O Olympic-O (Dig)

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20090620/p1
Blitz

Blitz

ドイツのインダストリアル・メタルバンドの15th。
今作のコンセプトはウルトラ・へヴィ・ビート。そんなコンセプトに見合った超重たい太っといエレボディ・ビートの上をブーステッド・ベースとへヴィかつメタリックなギター、そしてだみ声ヴォーカルがひたすら突っ走る。
買え。買えば(コンセプトの意味が)分かるさ。
The Front Line Covers

The Front Line Covers

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20091213/p1
Warzone K17: Live in Berlin

Warzone K17: Live in Berlin

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20091229/p1
COMING SOON / DAMAGE (ARCD018)

COMING SOON / DAMAGE (ARCD018)

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20091024/p1
Fiction Fiction

Fiction Fiction

フランスのテクノアーティストの3rd。
自らテクノ・ボディ・ミュージックと宣言するアルバムですが、聴いてみるとこれが昨今のミニマルテクノ+EBM+ダーク・エレクトロなアルバム。自分にはそう聴こえました。Ricardo VillalobosEBMやダーク・エレクトロをやっているような感じ。
Sinners International

Sinners International

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20090621/p1
Anonymous

Anonymous

ドイツのEBMユニットの4th。
ダーク・エレクトロとオールドスクールEBMの融合。SKOLD vs. KMFDMに近いものを感じますがこっちはビートが太くて大きくて、そんなの入らないよ〜(泣き)。
In Love We Trust

In Love We Trust

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20091226/p1
We the Fallen

We the Fallen

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20091206/p1
イプシロンの方舟 <初回限定盤>

イプシロンの方舟 <初回限定盤>

http://d.hatena.ne.jp/moistly/20091227/p1
Compass

Compass

アメリカのフューチャーポップアーティストの7作目。
すごく…Depeche Modeな哀愁漂うフューチャーポップです…。哀愁メロディが堪らん!
Rot

Rot

ドイツのダーク・エレクトロ/EBMユニットの4枚目。
オラオラ系なダーク・エレクトロ、しかし油断していると流れてくるダークかつ壮大なシンセ・メロディにマリア様も濡れた。


10枚のつもりが…まあ今年は豊作だったってことで。
2009年はインダストリアル・ロックからダーク・エレクトロ、ダークウェイヴ、EBM、シンセ・ポップ、テクノとバラエティ豊かな年になったが、全体(一部の新譜は除いて)に共通するキーワードはダーク・エレクトロだろう。
Siva Six、Velvet Acid Christ、[:SITD:]、Psyclon Nineとダーク・エレクトロ畑のアーティスト達のアルバムは言わずもなが、Zeromancer、Epochate、Combichrist、Clan of Xymox、Tyske Ludder、Terence Fixmerといったインダストリアル・ロック、ダークウェイヴ、EBM、テクノのアーティスト達のアルバムにもダーク・エレクトロの影響が見られた(KOTOKOのアルバムにもそれを見ることが出来た)。
このダーク・エレクトロというジャンルは古くはDepeche Modeから始まったようなジャンルで00年代のダーク・エレクトロはそれにトランスやサイケデリック・トランスが混じったような音になっている。2009年はこのジャンルの音がインダストリアル・ロック、EBM、シンセ・ポップ、テクノにも影響した年だったと思う。またアコースティックギターを多用したVelvet Acid Christやブラック・メタルとの融合を試みたPsyclon Nineなど、ダーク・エレクトロ側からも新しい流れが生み出されている。次の10年代はこのような音が普及してくるのではないだろうか。