marble - 空想ジェット!

空想ジェット!

空想ジェット!

2nd。
前作から一転、フォークトロニカな曲調から様々なジャンルを吸収した曲が増えた。前作が好きだった向き(ていうか自分)には不満だろうが、前作にあったちょっと一本調子な感じが無くなり、ジャズ、エレクトロ・ファンク、ポップス、ロックを取り入れ楽曲に幅が出来た。個人的にはエレクトロニック度が後退し残念な感じだが、楽曲のクオリティは今作の方が高い。特にジャズ調の曲やクラップ音とファンキーなエレクトロビートが80年代後半のエレクトロ・ファンクMantronixとかネ)を思わせる曲などは印象的だ。でも自分的には前作の芽生えドライブを深化させたような絶妙な電子音の味付けとアコースティックギター、疾走感のあるビートが走っていく13曲目と14曲目が好きだ。あと、アニメ(初恋 limited)で観た時は微妙だなと思ったほのぼのとした牧歌ロックの1曲目がアルバムを通して聴くと良かったり。
前作のようなフォークトロニカな面を期待するとがっかりするかもしれないが良質なJ-POPを探している人にはぴったりだろう。