KOTOKO - 羽-hane-

羽-hane-

羽-hane-

1st。
2回聴いたときは、4th比べてトランス度は低いは完成度の低いはで散々。でクレジット見たら、ほとんどの曲をI’veの面々ではなくKOTOKO自身が作曲してると知り(編曲はI’veの面子)納得して、そのまま放り出してたんだけど、最近また聴き始めたら、これは良いなと思ってこの紹介文を書こうと決心(何様のつもりなんだろうね、一消費者風情が)。同時期のアニメ、ゲームのタイアップ曲の派手さとは一線を置いており、地味というかちょっと暗めなロック(というかインダストリアル・ロックに自分には聴こえる)、癒し(この言葉は使いたくなかった)路線なバラード&ポップスが占める。でもエレクトロニック色は皆無ではなくアニメ、ゲームのタイアップ曲のようなトランスしている瞬間もある。無理やり自分の聴いているジャンルに引き寄せるなら、NINの「The Fragile」のLeft盤やのStabbing Westwardの「Darkest Days」のようなダークかつダウナーでメランコリックな音に民族音楽を抜いたDelerium調の癒しが混ざっている。特にロック調の曲はそれが顕著。というわけで本人はBGMとして聴いて貰いたいみたいだけど、今までに書いたことから結構重くて、その日の精神状態に左右されて、ハマる時はハマる、そうでない時は胃がもたれる〜といった感じなんだよね。
最近の彼女の作品に比べると稚拙だが、90年代のNINやStabbing Westwardみたいな味がある。先に挙げたバンドが好きな人は買ってみては如何か。