Eisbrecher - Eiszeit

Eiszeit

Eiszeit

ドイツのインダストリアル・メタルバンドの4th。以前、Oomph!の時*1「Neue Deutsche Härte」というジャンルを紹介しましたが、このバンドもそのジャンルの一端を担うバンドらしいです。
んで内容なんですがまさにNeue Deutsche Härteど真ん中なアルバム。初期Rammstein、Oomph!の混合物。ハードで耽美といった音は正に初期Rammstein、Oomph!。それに哀愁もある。Rammstein、Oomph!がどんどん普通のメタルと化していく中、このサウンドは貴重でしょう。それに古き良きジャーマン・インダストリアル・メタルを基調に21世紀な流れ(フューチャー・ポップ)取り入れ温故知新といった音を構築している。また、前作より若干攻撃度が薄れ、哀愁、耽美な方向に傾いている。全体として前作にプログレ、フューチャー・ポップのサイバーさを足したような感じ。泣きのギターが良い感じ。
前作より若干攻撃度が薄れているが、硬質なドラム、打ち込みビートの上を時に疾走し絡む耽美哀愁ギター、シンセ、そしていかついドイツ語ヴォーカルは癖になる。21世紀のジャーマン・インダストリアル・メタルがここにある。活目せよ!