Angels on Acid - Blood Sweat & Tears

Blood Sweat & Tears

Blood Sweat & Tears

アメリカのインダストリアル・メタル/EBMバンドの2nd。
ライブ時のFunker Vogt+Combichristといった感じ。フューチャーポップ的サイバーな雰囲気とアシッド・ボディが混在する。Funker Vogtはフューチャーポップを捨てたけどこのバンドはその位置に席を入れた。そのため00年代的な音だと思われるかもしれないが、ライブ時、いやそれを超えるギターを取り入れ昨今のジャンルを跨ぐような音作りをしている。Combichristよりはアシッド度は低いが肉迫している。今書いて気づいたが、ライブ時のFunker VogtとCombichristの足し算などでは無く、その間を行くようなアルバムになっているように思える。また先ほど、ライブ時のFunker Vogtを超えるギターの取り入れと書いたが、全くその通りでTB-303の音に負けない歪んでノイズ混じりのメタル・ギターが炸裂して冷たい頭にカチーンとくるのだ。
Combichristなアシッド・ボディビートの上をFunker Vogt的サイバーシンセ、TB-303、歪んでノイジーなギターが疾走し、エフェクトばりばりのヴォーカルが吼える。
このアルバムを自転車に乗りながら聴いてはいけない。車に気をつけろ……。