acid android - 13:day:dream

13:day:dream

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L'Arc〜en〜Cielのドラマーのソロプロジェクトの4th。
前作はインダストリアルというよりもエレクトロニック風味のロックアルバムだったのだが、今作はミュージックマガジンのインタビュー(インタビュアーは小野島大!)でMinistryに言及していたので、割とそっち方面(つまりインダストリアル・メタル)なのかなと思ったんですが、聴いてみると……。
確かにドリル(?)の駆動音が聴こえてくる一曲目はMinistryの「Thieves」を思い起こさずにはいられませんが、その他の曲はMinistryというより最初期のNINやRosen Kreuzにちかいものがある(まぁRosen KreuzはMinistryの影響大なので矛盾するが)。金属打撃音が結構あって、先に挙げたアーティストには見られけど、それでも近い。NINの「Pretty Hate Machine」とRosen Kreuzの「The Crack Edge Monsters' Movie Simulation Rape of French Cult」を足したような音と言えば分かる人には分かっていただけると思う。その2010年版といったところ。まぁインダストリアル・メタルした曲はRosen Kreuz+Ministryですが、後半のエレポップした曲は中期Soft Balletや最初期NINっぽいボディ風味のあるエレポップ。
ちとグルーヴが足りない気もするが、このような音を日本(しかもメジャー)で実践する人は貴重だ。今後もチェックしていきたい。お薦め。