Noise Unit - Response Frequency


Front Line AssemblyのBill LeebとRhys Fluber、KlinikのMarc Verhaeghenによるインダストリアル・ユニットの2nd。
前作はモロ80年代のFront 242Nitzer Ebbな直球ボディでしたが、このアルバムは傑作「Caustic Grip」再びな冷徹強迫神経症EBM。このユニットはビート系で時期によって80年代的ボディだったり、ハードコアテクノだったり、インダストリアル・メタル、アンビエントだったりして、FLAよりアルバムによって大きく色が違っています。これは珍しく同時期のFLAの「Caustic Grip」の音を目指している。というかぶっちゃけFLA名義で出した方が伝わりやすかったのじゃないかと思う(その方が入手もし易いし)。前後のアルバムのどの曲よりもビートがしっかりとして大きいのはFLAの「Caustic Grip」と同じ(またか!)。
重量感あるボディ・ビートの上を、サイバーかつ冷徹で荒涼としたシンセ、アシッドなシンセ・ベース、うざいギター(2&7曲目のギターはなんとLuc Van Acker!)、90年に入ってからのおなじみエフェクトばりばりの強迫ヴォーカル。
全くKlinikのMarc Verhaeghenがいるのか分からないアルバムだが、「Caustic Grip」好きは入手して欲しいとこ。お薦め。

本年一発目、入手困難ということで音源アップしました。
http://up6.ko.gs/index.php?m=dp&n=koupr6243
パスはunit。どうぞ。